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新吉原揚屋の場・碁太平記白石噺から(後編)

 

傾城宮城野は別れ離れになっていた妹と再会したものの、両親が亡くなっていた事を聴き、深く悲しみ、癪を起してしまいました。
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妹の信夫に介抱をしてもらい、やっと落ち着きました。
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そして父が死んだ顛末を詳しく聴きます。
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父の仇が討ちたいと訴える妹に・・・
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宮城野は太夫職に就いているものの、
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借金で縛られて身を売る哀れな女、父の死を知らずに暮らしていたと嘆きます。
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しかし元は浪人とは云え武士の娘、ここを抜け出して仇を討とうと決心します。その時暖簾の影で涙を流しながら聴いている大黒屋主人惣六です。
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宮城野は二人の話を聴かれていた惣六(12歳) に匕首で斬りかかりますが、いとも容易く体を交わされてしまいます。
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相手は侍、これでは仇は討てないと、押し止められてしまいます。
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曾我物語を引き合いに出して、後ろ盾を得て力を付けてから臨めと二人の血気を戒めます。
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そして惣六は宮城野の年季証文と大門の通行証を与えて出立させます。
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役者一同と舞台方及びご尽力された関係者の皆様です。
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by ei5184 | 2019-05-07 04:57 | 長浜曳山祭 | Comments(8)
Commented by at 2019-05-07 05:02 x
おはようございます!
長浜曳山祭 の 子供歌舞伎
見事な演技ですね。
関係された皆さま および ei師匠 に 絶大な拍手を贈ります。
Commented by o-rudohime at 2019-05-07 08:03
適材適所の配役ですね。
eiさんの解説で実際に見ているようでした。
年齢に制限があるのが残念な役者ばかりです。
Commented by pikorin77jp at 2019-05-07 16:36
最後の画像の前列の女将さん風の年配の方 カッコイイですね!粋です。いつかeiさんが撮られてた 大阪の女将さん 思い出しました。
Commented by ei5184 at 2019-05-07 18:27
凧さん、3年前に初めて長浜曳山祭りを見たのですが、その時の当番山の一つが翁山でした。
演目は「お園六三郎難波の春雨」の中で、
大工親方庄蔵役で 当時4年生で出演していたのが、今回の大黒屋主人惣六です。
体形はそのまま3年後も維持していました(笑)
此処にはこの様な楽しみがあります。最後に登場する四番山の弁慶、富樫も然りです!
Commented by ei5184 at 2019-05-07 18:34
himeさん、全国的な少子化の中、滋賀県長浜の地方都市の中で
12の曳山が4基ずつ3年毎に、しかも小学男子のみで狂言歌舞伎を披露するのは
此処だけなんです。
3年前に初めて観た途端に、嵌ってしまいました(笑)
年末恒例にしています顔見世興行とは、別の視点で楽しんでいます。
Commented by ei5184 at 2019-05-07 18:42
ぴこさん、此方の女性ですが、実は今回の演目を振付された方なのです。
お名前を「岩井小紫」さんと云います。知る人ぞ知るこの世界では有名人なんですよ~
長浜曳山祭りだけに限らず各地で行われる地歌舞伎も含めて、
プロの演出家も世界に誇れる伝統芸能にご尽力されているのですよ~
Commented by BBpinevalley at 2019-05-10 10:14
eiさん
こんにちは。
解説付きで、大変よく分かりました。
このような演技に打ち込んだ子供達は、その後、どんな風に育つのでしょうね。
とても興味深いです。
衣装から何から本格的。
プロの演出家まで動員なんですね。
素晴らしい。

永さんも、お元気にあちこちお出かけですね。
もうメガネはかけられるようになりましたでしょうか?
Commented by ei5184 at 2019-05-12 14:12
BBpinevalleyさん、先週の金曜日から本日迄2泊3日で
今度は石川県小松市の「お旅まつり」へ出かけていました。
小松と云えば歌舞伎の街! やはり子ども歌舞伎が盛んな処です。
そこでも「新吉原揚屋の場」の上演がありましたが、
長浜とは違い役者は全員女子です。今度は女子が惣六を演じます(笑)
又後日改めて掲載しますが、ストーリーは同じでも、こうも違うかと思わせましたよ!

メガネは残念ながら未だ先です・・・
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