人気ブログランキング | 話題のタグを見る

雛人形 中小路家

 

お雛様を飾るのに良い日とされる「雨水」は雪が雨に変わり、春に向かう節目とされています。向日市西国街道沿いにある国登録有形文化財「中小路家」では、2月18日~3月8日まで雛人形が展示されています。
雛人形 中小路家_c0317868_16013709.jpg




 

現在の雛人形の形式は元禄時代に完成したと云われています。やがて庶民が競って豪華な雛飾りを作るようになり、雛壇にたくさんの人形を飾ります。
雛人形 中小路家_c0317868_16020717.jpg

 

向かって左の古今雛は明治時代後期、右は大正時代の段飾りです。中央の久寿玉も当事のものです。
雛人形 中小路家_c0317868_16063108.jpg

 

段上では犬の「チン」を連れた珍しい人形もありました。
雛人形 中小路家_c0317868_16104112.jpg

 

此方は有職雛です。江戸中後期、仏門に入る幼い皇女に天皇が持たせたものが門跡寺院に残されています。此れは新婚雛と云われ男雛が透き額の冠の額に「びんぷく」と言われる二つの輪が下がり少年を現しています。
雛人形 中小路家_c0317868_16200078.jpg

 

一方の女雛も額髪を長くとり紐で結んだ少女姿を現しています。
雛人形 中小路家_c0317868_16201798.jpg

 

此方は源氏枠飾りと云われ、絵巻物に倣い天井部分が無く、上からも観られる様に作られています。
雛人形 中小路家_c0317868_16233868.jpg

 

奈良県に伝わる竹の皮で作られた流し雛です。形代(かたしろ・人形)に穢れを移して川や海へ流す行事が今日も各地に伝わっています。
雛人形 中小路家_c0317868_16273343.jpg

 

川に流さずにやがて家に飾るように作られました。一方では公家の子女が雛遊びとして、人形や小型の調度品を並べてままごと遊びが生まれます。これらが雛人形として室町時代から伝わり始めます。桃の節供として定着するのは江戸時代に入ってからの様です。因みに段飾りで古来左が男雛、右が女雛でした。明治以降西洋の習慣に合わせ女性を左に配する様に皇室が採用した事から、現在の配置が決定されたそうです。
雛人形 中小路家_c0317868_16400385.jpg

 

これらの詳細な説明は中小路家の御内儀様によるものです。美味しい珈琲も頂き、真にありがとうございました。

by ei5184 | 2015-02-20 05:18 | 京都2015 | Comments(16)
Commented by rinkatu at 2015-02-20 08:00
ちょっとそこまでググってきました^^
観光の一つとしてひな人形が展示されてるんですね~
先日の圓光寺と同じく赤い毛氈は人を惹きつける何かを感じます^^
Commented by cynchia at 2015-02-20 08:15
おはようございます、雛祭りですね、
女の子が居ないので縁がなく、妻は女性でした。
見せていただきありがとうございました。
Commented by dejikaji at 2015-02-20 08:26
おはようございます。
西国街道の雛祭りは来週末からなんで、あれ?と思いましたが、こちらは一足先に公開されてるんですね。
自分は来月行きますが、こちらは確か500円取られるので、入った事がござきません(笑
Commented by gachako1121 at 2015-02-20 09:00
雅茶子でございます
おじゃまいたしますね
お雛様♡ 素敵写真 雅やわぁ (*^_^*)
昨日おわかれの会でした。
「ありがとさん」は義母の口癖でした。
26年間 一緒にいると言葉や口調f^_^;) 似るね
あなたさまは (u_u) 心がみえるんですね
流石、いつも ありがとさん(=^ェ^=
Commented by niji-no-iro at 2015-02-20 09:22
豪華ですね〜。
犬を連れた人形は初めて見ました!
真上からのお写真もいいですね〜。
あまり見ることのない角度で新鮮でした。^^
Commented by rie0412h at 2015-02-20 13:03
こんにちは
お雛様 豪華ですね 。
これほど 揃いましたら 見応え十分 圧巻 ですね 。
お内裏さま が 左になったので 西洋からきた と聞いたことが あります 。
右手に 剣 (刀) を 持って 左手で 女性 を 守る とかって ... 。
昔から さまざま な こだわり や 言い伝えが ありますね 。
Commented by ei5184 at 2015-02-20 16:25
rinkatuさん、時代物とはいえ華やかでした!
未だご紹介したい雛人形やつるし雛なんかもありますが、
この後も違う場所へも取材に行こうと思っていますので、
此処はこの程度に留めました(笑)
Commented by ei5184 at 2015-02-20 16:28
cynchiaさん、私の処も男ですので、ご縁がありませんでした。
今回初めて拝見したのですが、見応えがありましたよ!
又違う場所へも訪ねて行こうと思っています。
Commented by ei5184 at 2015-02-20 16:32
dejikajiさん、此方は500円ですが、美味しい珈琲がついています。
しかも本格的なドリップ式です。それにお話上手な奥様と、
何よりとてもお美しいお嬢様がいらっしゃいます。
もう、それだけで充分、元は・・・(笑)
Commented by ei5184 at 2015-02-20 16:40
雅茶子さん、やはりそうでしたか。お悔やみ申し上げます。
「ありがとさん」好い言葉ですね~ 愛情溢れるお心の持ち主だったのですね!
受け継がれた雅茶子さんも、ありがとさん が好くお似合いですよ~
Commented by ei5184 at 2015-02-20 16:43
蒼さん、明治の頃はまだ「チン」が珍しいようでした。
そんな時代背景も覗う事が出来るようです。
良くぞ大切に保存されてこられたものだと感心します。
源氏枠も珍しいですよね!
Commented by ei5184 at 2015-02-20 16:53
rieさん、左右の配置は明治になり西洋文明を取り入れた影響からだそうです。
皇室がそれまでの位置を逆転した以上は、全て右へ倣えですね!
昭和天皇が米国へ行かれた時、皇后にレディファストをされた時は
とても微笑ましく拝見したものです。
Commented by あん at 2015-02-20 17:42
お雛様素敵ですね。たくさん男性陣がコメントを書かれているのも面白いですね。上からの写真はあまりないので興味深かったです。先日イギリスから友人が来ていたので、ここも見せたかったと思いました。短い滞在で関東だけだったので。京都は宝鏡寺が有名ですが、ここは知りませんでした。ぜひ行った見たいところの一つですが、多すぎてなかなか・・・
Commented by ei5184 at 2015-02-20 18:02
あんさん、宝鏡寺は撮影が不可なので行きませんが、
他にも隠れた処がありそうです。今年は行けるかどうか判りませんが、
和歌山県の加太淡島神社の流し雛もいいですよ~
3月3日は何かと行事が多くて忙しい(笑)
Commented by otomeurarafuku at 2015-02-20 21:21
昔のお雛様のお顔はいいですね~
お道具もとても丁寧に豪華に作られているな~思います
新婚雛 …とても可愛いですね 幼いお顔立ちのお雛様は初めて見るような気がします
天皇のまだ幼い皇女への思いがこもっているのでしょうね
素敵なお雛様をたくさん見せて下さってありがとうございます
Commented by ei5184 at 2015-02-21 05:25
otomeurarafukuさん、お陰で雨水に飾られる謂われが判りました。ありがとうございました。
此方もやはり合わせて展示をされたようです。そこで早速見学に!
写真掲載は余り多くなり過ぎますので割愛していますが、
つるし雛や流し雛、勿論別の談飾りも広い座敷が所狭しとばかり展示されていました。
奥様の詳しい説明を逃すまいと、この後の珈琲タイムに根掘り葉掘りと(笑)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 4年目の祈り 三たび、雪の美山へ! >>