酔芙蓉 

 

「酔う芙蓉と書きます」
「妙な花ですね。私がついた時と出て来る時と、全く色が違っていました」
「だから酔芙蓉なのです」
「朝の中は白いのですが、昼下がりから酔い始めたように色づいて、夕暮れにはすっかり赤くなります。それを昔の人は酒の酔いになぞらえたのでしょう」
「で、酔った揚句がどうなります」
「散りますな」
「酔って散るのですか」
「一日きりの命の花です」
高橋治著・小説「風の盆恋歌」の中で都築が、八尾おわら保存会の清原から酔芙蓉の花の説明を聴く場面です。私は酔芙蓉を掲載する時は、必ずこのくだりを載せてしまいます。おわら「風の盆」に登場する花なんです。と昨年もご案内していますが、今年もやはり引用してしまいました(笑)
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京都山科にある大乗寺の境内一面に咲く酔芙蓉です。
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平成15年に建立された「酔芙蓉観音像」です。
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既に酔ってしまった花、酔い始めた花、これから咲こうとしていた花です
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ご住職の奥様が水盤に活けられていました。 毎年訪ねてくれてありがとう。どうぞお上がりと奥様に誘われて美味しい珈琲を頂きながら、ご家族の楽しいお話、特にお孫さんのご活躍に、つい時間が経つのを忘れてしまいました(笑) 
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文字通り 酔芙蓉のお寺です。
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撮影は10月12日です。

 


by ei5184 | 2016-10-18 04:57 | 京都2016 | Comments(20)
Commented by anatatoyu at 2016-10-18 07:08
このお寺です。
私もその本を読んで、酔芙蓉をぜひ一度見てみたいと訪れました。
もう15年くらい前のことです。
10月だったのですね。
Commented by nonshi24 at 2016-10-18 07:38
おはようございます。
一日限り、酔って散る。。
美しい酔芙蓉のお写真に
拝見しているだけで酔いしれました^^
こちらではあまり見かけない(知らないだけかも)お花、
この目で見てみたいです(*^^)v
Commented by ei5184 at 2016-10-18 07:47
ゆうさん、15年も以前ですか! 私が初めて越中八尾、風の盆へ行ったのは11年前です。
その時東町だったかに酔芙蓉の鉢植えを販売しているお店がありました。
何故ここに酔芙蓉が? 小説「風の盆恋歌」を読んだのはそれから2年後です。
冒頭のくだりは何度も読み返していて、私の酔芙蓉の代名詞になりました(笑)
Commented by cynchia at 2016-10-18 07:54
おはようございます、有名なんですね、
泥酔から、ダウン、会社に行けない!
Commented by ei5184 at 2016-10-18 07:55
かほさん、小説「風の盆恋歌」の中で冒頭に引用したくだりが出てきます。
小説を読んだ後に訪ねた風の盆は、一層深く印象に残り、あとはご覧の様に
毎年の恒例行事になっています(笑)

私が毎年撮りたいと願うのは、この小説の主人公都築が観た 風の盆なのです。
最終日夜明けまで流す踊りは酔芙蓉が酔って散る処なのです・・・
何時の日かその光景を撮る事が出来る様にと、願っています。
Commented by sumikonashi at 2016-10-18 08:07
おはようございます

深酒を 諭されたかも 酔芙蓉〜

最近の
飲み過ぎを
ちょっと反省した朝でした(笑)

Commented by youko19530222 at 2016-10-18 09:58
風の盆恋歌って本があるんですね 知りませんでした。 酔芙蓉は何回も見てると思います ただ色が変わって行くと知らないのでいろんな色が咲いてきれいやなぁくらいに思ってました。 また一つ賢くなりました(*^^*)
Commented by BBpinevalley at 2016-10-18 10:53
酔芙蓉、初めて聞きました。
普通の芙蓉よりも豪華ですね。
子供の頃、裏に咲いていて、好きな花でした。
植物には夕方になると香ってくるものや、お昼しか香らないものなど、いろんなのがありますね。
静かな主張があるのね。
酔っ払って散る豪華な花。
マリリンみたいですね。
Commented by zakkkan at 2016-10-18 13:54
酔芙蓉・・酔って、酔われて・・
我が家のは、一重です、地蔵盆の辺りから咲き始め、今も咲いてはくれますが
酔いっぷりの悪さに・・(笑)
白から、ピンクへ、紅へと変化を楽しませてくれる時期・・
中々思うようにはいかないもので・・それでも翌朝、紅色の終焉が落ちています
不思議な魅力ですね・・
Commented by arak_okano at 2016-10-18 14:33
eiさん、正にアラックに相応しいお寺さんですよ、全てが酔芙蓉になりますか、バグースです。アラックは、朝からピンクでの撮影になりますね。
Commented by ei5184 at 2016-10-18 17:21
cynchiaさん、二日酔いですか? 私は此処数年来ありません。
だって酔うほど飲ませてくれないもの(笑)
Commented by ei5184 at 2016-10-18 17:25
sumikonashiさん、ハイ、飲み過ぎると朝まで赤くなっていますよ~(笑)
私は2,3年ほど前から飲酒を控えるようにと、きついお達しが!
以来酔う事はなくなりました(泣)
Commented by ei5184 at 2016-10-18 17:32
youkoさん、既に故人となった作家 高橋治ですが、この本のお陰で
風の盆が一躍全国的に有名になったそうです。今では三日間で20万を超える
観光客が訪れているのは、ご承知の通りでしょう。
その小説の中で冒頭の下りがあります。是非一度読んで下さい。泣けますよ~
Commented by ei5184 at 2016-10-18 17:40
BBpinevalleyさん、一重とご覧の八重とがあります。
八重の酔芙蓉は白、朱に染まり掛け、真っ赤に染まった様子がよく判ります。
私の酔芙蓉は風の盆の花なんです。 八尾の夏の終わりのおわらと共に
無くてはならない季節花になってしまいました。
Commented by kk5d2 at 2016-10-18 17:45
素敵な作品ばかり~
美しいボケ描写感動的ですよ
Commented by ei5184 at 2016-10-18 17:45
zakkkanさん、お庭に咲いていましたか! 好いですね~
ずっと家に居るようになったら、中木を植えようかと思案中です。
やがて八尾町へも行く事が出来なくなるでしょう。
せめて酔芙蓉を愛でながら、過ぎ去った風の盆を懐かしみたいと・・・
Commented by ei5184 at 2016-10-18 17:49
arakさん、ハハハ、酔っぱらいは酔芙蓉も負けてはいません(笑)
既に酔っぱらう事が出来なくなった私は、過去を懐かしむだけです。
でも酔芙蓉のお陰で、気分だけでも酔った気分に・・・
Commented by ei5184 at 2016-10-18 17:51
kk5d2さん、何時もありがとうございます。
小さな境内ですが、酔芙蓉に囲まれて楽しんでいます。
Commented by miyakokoto at 2016-10-19 23:14
こんばんわ(^^♪
 居ながらにして魅せて頂き嬉しいです!
今年こそはここへ行こうと思って居たので・・・
とうとういまだに何処へも行けずに寂しい日々になっています。
頑張らなければと思って居ます♪
Commented by ei5184 at 2016-10-20 04:51
miyakokotoさん、もう何年も通っていますがも実は此方のHPの更新が
暫くなかったので、何時もは早朝に訪ねていますが、今回は午後の遅い時間に。
奥様とお会いしてご住職がお変わりない事が確認出来て一安心。
PCが故障しているのが原因だと判りました(笑)
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