時刻は午前4時半を過ぎた頃でしょうか、最後の「おわら風の盆」を楽しみ、そして別れを惜しむ町流しでした。
唄われよ わしゃ囃す
ゆらぐ吊橋 手に手をとりて
キタサノサ~ ア~ ドッコイサノサ~
渡る井田川 オワラ 春の風 (アショット)
雪の立山 ほのぼの夜明けだ 里は黄金の 稲穂の波立つ
天満宮の境内に流しながら入っていきました。夜明けの空も今暫し雨を待ってくれました。境内に響く地方衆の唄と胡弓と三味線は、最後のお囃子を拒むようでした。 しかしその時は静かにきました。
浮いたか瓢箪 かるそに流れる 行先ァ知らねど あの身になりたや