八尾駅5時45分始発富山行き臨時列車に乗り込む乗客を見送るため、福島(ふくじま)の青年団が駅のホームで最後のオワラを披露してくれます。所謂「見送りおわら」です。別れの手を振りながら又再会したいと云う想いは決して観光客だけではないようです。
次に反対方向の猪谷行きは6時8分八尾発です。定刻になりホームに乗客が待ち受けますが、列車が遅れているようです。
ホーム上で乗客はオワラを目の当たりに観ることが出来ました。八年間で初めての事でした。
約7分ほど遅れて到着した列車に別れを惜しむかのように乗り込む観光客に
青年団は精一杯見送りオワラを披露してくれました。
何時もの別れですが、列車が通り過ぎ行くまでオワラを止めません。彼らにとってもこれが2013年最後の「おわら風の盆」なのです。
見送りましょうかよ 峠の茶屋まで 人目がなければ あなたの部屋まで
青年団は18歳から25歳までです。見送りおわらのあと駅前で青年団を卒業する方のご挨拶がありました。右側の女性は2011年の見送りおわらに掲載した方です。
この方は2009年の見送りおわらに掲載していました。
今までの感謝と別れの挨拶に涙が止まりません。撮影している私はもらい泣きしながらです(笑) 2013年「おわら風の盆」はこうして終りを告げました。未だ今町や西町などを掲載していないのですが、それらを含めて何時か「おわら風の盆」が恋しくて、会いたくてたまらなくなった時に改めて掲載したいと思います。
皆様、永らくのお付き合いと、沢山の温かいコメントをありがとうございました。末尾になりましたがすっかり顔なじみになり、鏡町おたや階段下の席を毎朝確保され、席を譲って頂く関東の方にもここで改めてお礼を申し上げます。天満町では最後の演舞を待っていた時、お腹が空いたでしょう、と云ってパンをご馳走して頂いた地元の踊り手さんのお心遣いにも、深く感謝を申します。来年も又八尾町皆様のお元気なお顔にお会い出来ますよう、一日千秋の想いが続きそうです。 (完)